訪問歯科

• 入れ歯が合わない
• 定期的にお口の中の清掃をしたい
• 歯が痛い
• 口の臭いが気になる
• 口が渇く むせやすい
• 飲み込みにくい
• 歯がグラグラする等

私たちは通常のスタンダードプリコーション（標準的感染予防策）に加え、新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底して行い、皆さまに安心していただける歯科医療を提供しております。

患者さんの中には、さまざまな病気を抱えている方も少なくありません。全身の状態や疾患の有無、常用している薬などを把握し、治療によるリスクがないかどうかを判断し治療をすすめていきます。摂食嚥下機能診断の実施など高水準かつ全身管理に重点をおいた治療を行います。

感染予防対策

高齢になると誰でも口腔機能は衰えてくるものです。特に病後や歯のない状態を放置していると、当たり前の口腔機能があっという間に低下してしまうことがあります。普通に食べられない、飲み込めないなどの障害を総称して、摂食・嚥下機能障害と呼びます。高齢者の活力や元気を奪い、衰えを加速させます。症状が進んでも、毎日接している介護者はなかなか気づきません。

嚥下障害は、口の中の細菌などが誤って肺に入って発症する誤嚥性肺炎を引き起こす原因となります。下記の嚥下障害チェックを行い、該当項目がある場合、検査を受けましょう。

• 口から食べ物がこぼれる
• よだれが出る
• 飲み込みが悪くなった
• 飲み込んだ時に声がかすれる
• むせや咳込み
• 食事の時間が長くなった
• 食事の際に気管に入りやすい（誤嚥）
• 食べ物がのどにつまった感じがする
• 息が鼻からもれる

開成会訪問歯科センターでは、むし歯や歯周病の治療、入れ歯の製作や調整だけでなく、口腔ケアを重要視しています。

口腔内の清掃がしっかりできることで歯周病を抑えられます。お口の健康が保たれ、きちんと食事ができるようになると、食事本来の楽しさを実感できます。噛むことで顔の筋肉を使うようになり、表情が豊かになり、記憶力の低下を防ぎます。また口腔内の細菌が減ることで、誤嚥性肺炎の予防になります。

歯科治療はむし歯や歯周病を治すことで終わりではありません。きれいな状態を生涯に渡り維持していくことが大切です。口腔内を常に清潔な状態に保ち悪玉菌を減らすことで、全身の病気の予防や症状の改善をすることが可能となります。

• 「早くお迎えに来てほしい」としか話さなくなっていたAさん９３歳。起きない食べない話せない・・・あきらめたくなかったご家族から口腔ケアの依頼が。粘膜にまでこびりついた接着剤状の汚れでお口も開かなくなっていたことが判明。口腔ケアを徹底したところ・・・現在のAさん９６歳、食欲旺盛、おしゃべり大好き、デイサービスのムードメーカーとして人気者です。
• 認知症が進行してきたBさん。ご自身で歯磨きができなくなり、食事をしてもずっと口の中に残した食べ物を２～３時間放置していることもありました。プロケアの後、ヘルパーさんに日常的在宅口腔ケアの方法を指導し、繰り返し爽快感を体験してもらうと・・・今では食事が済むと自ら洗面所の前に行き、うがいをするように。リスのほっぺから脱却できました。
• 胃瘻による経管栄養摂取しかできなくなっていたCさん。元来グルメで食べる事が大好きな人。内科医は誤嚥性肺炎を防ぐため経口摂取に難色を示すが・・・、何とかもう一度口から食べたいと望んでいました。口腔内の常在菌数を減らすと同時に口腔機能を維持させることを目標にプロケア+在宅口腔ケアを始めてから１年、なんと胃瘻の管を抜去、ほとんどのものを口から食べられるようになりました。

口腔ケアは、単に口腔内をきれいにするだけではありません。歯周病予防、誤嚥性肺炎予防、インフルエンザ等感染症予防、口腔機能リハビリ、認知症予防など、様々な効果が実証されています。開成会訪問歯科センターでは、ご本人様の症状、状態に合わせた在宅口腔ケアを、ご自宅に訪問して指導させていただきます。

私たち歯科医療従事者が行うプロケアと介護者（ご家族や介護スタッフ）の手による日常的な在宅口腔ケアをうまく組み合わせ、患者様のQOL向上を目指しましょう。

東京都内および千葉県内 江戸川区・新宿区・市川市・市原市を中心に、周辺市区町村にて訪問歯科診療を行っております。お気軽にお問い合わせ下さい。